編集者:ケトン体ラボ編集部
公開日:2026.08.17
ケトアシドーシスとは?症状・原因・糖尿病性との違いをわかりやすく解説
健康意識の高まりにより、スーパーやコンビニで「糖質ゼロ」や「低糖質」の商品を手軽に購入できるようになりました。健康維持や体づくりのために、これらを活用して糖質制限をおこなっている方も多いのではないでしょうか。
しかし、糖質制限について詳しく調べる過程で「ケトアシドーシス」という言葉をよく目にします。この言葉は、健康的な代謝状態である「ケトーシス」や、体質変化にともなう一時的な不調「ケトフルー」としばしば混同されがちで、総じて「糖質制限は危険」と不安になる方が少なくありません。
そこで本記事では、ケトアシドーシスの基礎知識や発生のメカニズムをはじめ、他の用語との違いについてわかりやすく解説します。正しい知識を身につけ、自身の体の状態を正確に把握するためのガイドとしてお役立てください。
この記事の監修者
- 五藤 良将さん
- 医療法人社団五良会 理事長 / 竹内内科小児科医院 院長
防衛医科大学校卒業。大学校病院、自衛隊中央病院、自衛隊横須賀病院などで自衛隊医官として勤務。その後、津田沼中央総合病院などを経て現職。中性脂肪や生活習慣病に関する研究・発信を行っている。
この記事の目次
ケトアシドーシスとは?基礎知識とメカニズム
ケトアシドーシスとは、本来は弱アルカリ性の血液が酸性に傾く現象のことです。
通常、私たちの体は食事からとった「糖質」をエネルギー源として動いています。しかし、糖質制限によりエネルギーが枯渇すると、体は代わりに「体脂肪」を分解してエネルギーをつくろうとします。
この際に生成されるのが「ケトン体」です。
ケトン体はエネルギーとして消費されたり、呼気や汗となって体外へ出ていきますが、血液中に過剰に増えると血液が酸性に傾いてしまい、ケトアシドーシスを引き起こしてしまいます。
糖尿病性ケトアシドーシスが起こるメカニズム

ケトアシドーシスの中で最も代表的で注意が必要なのが「糖尿病性ケトアシドーシス」です。
これは主に膵臓から分泌されるホルモン「インスリン」が、1型糖尿病などにより極端に不足、またはまったく分泌されないときに起こります。
インスリンにはさまざまな機能があります。血糖値を下げることはよく知られていますが、ほかにも、ブドウ糖をエネルギーとして利用するために体内に取り込んだり、体内のブドウ糖が枯渇し体脂肪を分解して第2のエネルギー「ケトン体」をつくる際に、過剰に生成しないようコントロールしたりといった役割も担っています。
つまり、インスリンが極端に不足または分泌されないと、血液中のブドウ糖を体内に取り込めなくなります。「血糖値が上がっている=体内にブドウ糖がある」にもかかわらず「エネルギーが足りない」と勘違いした体は、体脂肪を分解してケトン体を生成するも、その生成量もコントロールできないため、無制限に大量のケトン体をつくり出し続けるといわれています。
ケトン体は酸性物質のため、血液のpHバランスが追いつかなくなり、弱アルカリ性の血液が酸性に傾いてしまいます。
血液のpHは、通常7.35~7.45(弱アルカリ性)に保たれています。しかし、これが7.35未満に低下し酸性に傾くと、体内の酵素の活性が低下し、消化不良、代謝低下、免疫力低下を引き起こすといわれています。さらに7.0以下になると重篤な昏睡状態に陥り、生命維持に支障をきたす極めて危険な状態といわれています。
血液が酸性に傾く「代謝性アシドーシス」の危険性
体内で酸が過剰に生成・蓄積されることにより血液が酸性に傾くことを「代謝性アシドーシス」といいます。前述した糖尿病性ケトアシドーシスをはじめ、慢性腎臓病による酸の排泄低下などが主な原因となります。
糖質制限による「ケトーシス」や一時的な不調「ケトフルー」との違い
ケトアシドーシスと混同される言葉に「ケトーシス」や「ケトフルー」があります。これらはケトアシドーシスとは明確に異なります。
糖質制限で「ケトーシス」「ケトフルー」の状態になっても、インスリンが正常に機能している限り、血液中のケトン体濃度は一定に保たれ、上がりすぎることはないといわれています。
一方、ケトアシドーシスは、病気により体内のケトン体量をコントロールできなくなり、血液が酸性に傾く病態です。
| 状態・病態 | 特徴 | 主な症状 | 危険性 |
|---|---|---|---|
| ケトーシス | 糖質制限により、体が体脂肪を分解してケトン体をつくり出している生理的な反応。血液のpHは一定に保たれている。 | アセトン臭 尿のにおい・色の変化 頻尿と喉の渇き | 低い |
| ケトフルー | 糖質制限を開始した初期に、体がケトン体代謝へ切り替わる過程で起こる一時的な不調のこと。眠気やだるさといった風邪に似た症状があらわれる。 | 頭痛 疲労感 イライラ 集中力の低下 眠気、だるさ | 低い |
| ケトアシドーシス | 1型糖尿病などによりインスリンが極端に不足または分泌されないことでケトン体の生成量をコントロールできなくなり、血液が酸性に傾いた病態。 | 多尿と喉の渇き 吐き気や激しい腹痛 アセトン臭 | 極めて高い |
ケトアシドーシスの主な症状と「なぜ」起こるのか

ケトアシドーシスは急速に進行することがあるため、初期の段階で異変に気づくことが重要です。代表的な3つの症状について発生のメカニズムとともに解説します。
多尿による脱水症状と喉の渇き
ケトアシドーシスの初期段階では、血糖値が著しく上昇します。体は過剰な糖分を体外へ排出しようと、体内の水分を引き寄せ大量の尿をつくります。そのため、排尿量が非常に増えます。
それにともない体内から大量の水分が失われることで、体は深刻な脱水症状になります。それを補おうとして激しい喉の渇きも引き起こします。
水分を補給してもすぐ尿として出てしまうため、多飲と多尿をくりかえします。
吐き気や激しい腹痛
脳には、血液の異常を探知する部位(CTZ:化学受容器引き金帯)があります。
体内にケトン体などの酸性物質が増え、血液のpHが酸性に傾くと、CTZが反応し、そのすぐ近くにある嘔吐中枢に信号が送られ、吐き気が誘発されます。
また、脱水にともない、ナトリウムやカリウムといった電解質のバランスが崩れます。電解質は、筋肉を動かすための電気信号を送る役割を担っているため、そのバランスが崩れると腸が痙攣や麻痺を起こします。これにより激しい腹痛が生じます。
甘酸っぱいフルーツのようなにおいの「アセトン臭」
ケトアシドーシス特有のサインとして、呼気や汗から甘酸っぱいにおいがすることがあります。これはケトン体の1つである「アセトン」によるものです。
体脂肪を分解して生成されるケトン体には、「アセト酢酸」「β-ヒドロキシ酪酸」「アセトン」があります。このうちアセトンは非常に揮発しやすく、血液を通じて肺に運ばれます。
肺に届いたアセトンは、呼気とともに体外へ排出されます。このにおいは「除光液のようなにおい」と表現されることもあります。
上記の症状があらわれたら様子見をせず、速やかに医療機関を受診することをおすすめします。
1型糖尿病におけるケトアシドーシスの原因

1型糖尿病患者にとってケトアシドーシスは、日常の中で常に注意が必要です。特に発症の引き金となりやすい2つの要因について解説します。
自己判断によるインスリン注射の中断
1型糖尿病とは、免疫システムの異常により膵臓のインスリン生成機能が破壊され、インスリンがほとんど分泌されなくなる病気です。そのため、体外からのインスリン補充が重要となります。
前述したとおり、インスリンは体脂肪を分解してケトン体をつくる際に過剰に生成しないようコントロールするといった役割があります。自己判断でインスリン注射を中断すると、体脂肪の分解をコントロールできなくなり、体内には処理しきれない量のケトン体であふれケトアシドーシスを発症します。
インスリンは血糖値を下げるだけのものではありません。「食事をとらないから打たなくてもいいだろう」という誤った判断が、危険な事態を招く原因となります。
風邪や胃腸炎など体調不良(シックデイ)になったとき
糖尿病患者が、風邪・インフルエンザ・胃腸炎などの感染症にかかり、発熱・下痢・嘔吐、また食欲不振によって食事をとれない状態を「シックデイ(Sick Day)」といいます。
シックデイでは、ケトアシドーシスを発症するリスクが極めて高くなります。
特に、下痢や嘔吐をともなう場合は、脱水も重なり症状が急速に悪化するため、シックデイの際は専門医への相談が必要となります。
2型糖尿病・糖尿病患者以外のケトアシドーシスの原因

ケトアシドーシスへの注意が必要なのは1型糖尿病患者だけではありません。生活習慣や特定の薬剤の影響により、2型糖尿病患者、さらには糖尿病の診断を受けていない人でも発症するケースがあります。
清涼飲料水の過剰摂取で起こる「ペットボトル症候群」
「ペットボトル症候群」とは、糖分の高い炭酸飲料やスポーツドリンクを大量に飲み続けることで高血糖となる、急性糖尿病のことです。正式には「ソフトドリンクケトーシス」といいます。
500mlの甘い飲み物には約60g(角砂糖約20個分)の砂糖が含まれているため、大量に飲むことで血糖値が急上昇します。すると、体は血液中の糖を排出しようと、体の水分を引き寄せ大量の尿をつくり出します。これにより体は脱水症状となり、喉が渇きます。この喉の渇きを癒すため、さらに甘い飲み物を求めて飲みます。
このくりかえしにより、血糖値を下げるインスリンの働きが追いつかなくなり、一時的に1型糖尿病に近い状態に陥ります。その結果、体脂肪が異常分解され、ケトアシドーシスを発症します。
SGLT2阻害薬の使用による「正常血糖ケトアシドーシス」
「SGLT2阻害薬」とは、血液中の余分な糖を尿と一緒に排出する糖尿病治療薬のことです。
非常に優れた薬ですが、服用中、インスリン分泌不足や過度の糖質制限、シックデイ、脱水などを背景に、血糖値が正常範囲にもかかわらずケトアシドーシスを起こす「正常血糖ケトアシドーシス」を誘発するリスクがあります。
血糖値が正常であっても、「吐き気・嘔吐」「食欲減退」「腹痛」「過度な口の渇き」「猛烈なだるさ」といった症状があらわれたときは、直ちに主治医に連絡しましょう。主治医以外の医師に診てもらうときは、SGLT2阻害薬を服用していることを必ず伝えましょう。
- 五藤 良将さん
- 医師
「血糖値が高くないから安心」とは限りません。ケトアシドーシスは1型糖尿病の方だけの問題ではありません。甘い清涼飲料水を毎日大量に飲む習慣(ペットボトル症候群)から、糖尿病の指摘を受けていない方が発症することもあります。また、近年広く使われるSGLT2阻害薬では、血糖値が正常範囲でもケトアシドーシスを起こす「正常血糖ケトアシドーシス」に注意が必要です。血糖値が高くないからと安心せず、強い吐き気・腹痛・倦怠感などがあれば、服用中の薬を伝えたうえで早めに受診してください。
ケトアシドーシスになったらどうする?病院でおこなわれる診断・治療と回復までの流れ

ケトアシドーシスが疑われる場合、一刻も早い医療機関への受診が必要です。病院では全身の代謝状態を早急に立てなおすための専門的な処置をおこないます。
血液や尿から症状を確認する「診断基準」
病院に到着すると、まず血液検査と尿検査をおこないます。
血液検査では、動脈血ガス分析をおこない、血液のpHが7.3以下、または重炭酸イオン濃度が低い(アシドーシス状態である)ことを確認します。ほかにも、血糖値の高さ(250mg/dl以上 ※正常血糖ケトアシドーシスの場合を除く)、カリウムなどの電解質の乱れを把握します。
尿検査では、尿中にケトン体が過剰に排出されているかを調べます。
これらを総合的に判断し、「ケトアシドーシス」であるかを診断します。
脱水改善とインスリン管理を中心とした「治療内容」
ケトアシドーシスと診断されると、血液の酸性化を止め、正常な代謝に戻すことを目的とした治療をおこないます。主に以下の方法で進められます。
大量の輸液による脱水補正
ケトアシドーシスは深刻な脱水状態に陥っているため、まずは大量の生理食塩水を点滴します。これは脱水を補正して循環を保ち、その結果として血糖値も下がり、腎機能を守ることにつながります。
インスリンの持続注入
静脈からインスリンを微量ずつ持続的に注入します。インスリンを補給することで、体脂肪の異常分解にブレーキをかけ、ケトン体の生成を停止させます。
また、治療の過程で血液中のカリウム値が変動しやすいため、心電図モニタリングをおこないながら慎重に電解質の補充もおこなわれます。
入院期間の目安と退院後の「再発防止策」
ケトアシドーシスを発症すると、原則として入院治療が必要です。
症状の程度にもよりますが、一般的には数日から1週間ほど入院し、最初の24~48時間でケトン体が大量に生成されるという代謝の混乱を鎮め、その後、食事が安定してとれるようになるまで経過を観察します。
退院後は、再発させないよう自己管理が重要です。主に「シックデイルール」と呼ばれる、糖尿病患者が体調不良の際の家庭での対処法をおこないます。たとえば、「病気に対する抵抗力を保つため、安静と保温に努める」「可能な限り水分と炭水化物を摂取する」「血糖値やケトン体濃度の測定を習慣づける」などです。
「体調がおかしい」と感じたら、次の受診日を待たずに速やかに医療機関へ連絡する体制を整えておくことが、最大の再発防止策となります。
治療後に知っておきたい「ケトン体」との正しい向き合い方

ケトアシドーシスについて知ると、「ケトン体=体に悪い物」というイメージを持ってしまうかもしれません。しかし、ケトン体は本来、私たちの生命を維持するために欠かせない物です。ここでは、ケトン体の役割などについて解説します。
「ケトン体」は本来なら体の大切なエネルギー源
ケトン体は本来、体内のブドウ糖が不足した際に、体を動かし続けるための「第2のエネルギー」として機能します。
よく「脳はブドウ糖しかエネルギーにできない」といわれますが、それは大きな間違いです。飢餓状態などでは体脂肪を分解してつくられたケトン体が脳の活動を支える代替エネルギーとして活用されます。
また、ケトン体は心臓の筋肉(心筋)にとっても非常に効率的なエネルギーであり、日常的に生成・活用されています。
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正常な「ケトーシス」と紹介した病態との決定的な違い
糖質制限ダイエットなどの説明で登場する「ケトーシス」と、命にかかわる「ケトアシドーシス」は、言葉こそ似ていますが状態はまったく異なります。
ケトーシスは、摂取する糖質量が少ない場合に、エネルギーを供給しようと体脂肪を分解してケトン体を生成する生理的な状態です。インスリンが適切に働いているため、血液中のケトン体濃度はコントロールされており、血液が酸性に傾くことはありません。
一方、ケトアシドーシスは、インスリンの欠乏により体脂肪の分解にブレーキが効かなくなった病的な状態です。処理しきれない量のケトン体が生成され続け、血液のpHバランスが崩れてしまうことを指します。
つまり、「ケトン体が生成される=即危険」ではありません。インスリンが適切に機能し、ケトン体の生成量がコントロールされている限り、ケトン体は私たちの体を支える強い味方ということです。
まとめ
ケトアシドーシスとは、インスリンの絶対的な不足により、体脂肪の分解が暴走してケトン体を過剰に生成することで、血液が危険な酸性状態に傾くことを指します。
ケトアシドーシスを引き起こす原因はさまざまで、1型糖尿病患者のインスリン中断やシックデイだけでなく、甘い炭酸飲料やスポーツドリンクの過剰摂取により糖尿病ではない人でも発症するリスクがあります。
ケトアシドーシスは、初期症状を見逃して放置すると生命の危機を招く、極めて緊急性の高い病態です。しかし、日ごろから体調管理をしっかりおこない、吐き気や倦怠感といった症状を感じた場合は速やかな受診を心がけることで、十分にコントロールすることができます。
まずは、ケトン体というエネルギーを正しく理解することです。それは、自身の健康管理はもちろん、健康的なダイエットをおこなう上でも非常に重要です。
- 五藤 良将さん
- 医師
ケトン体は、本来は体の大切な味方です。ケトアシドーシスについて知ると「ケトン体は体に悪いもの」と感じるかもしれませんが、それは誤解です。ケトン体は、ブドウ糖が不足したときに脳や心臓を支える大切なエネルギー源であり、インスリンが正しく働いている限り、その量は安全な範囲にコントロールされています。過度に恐れる必要はありません。大切なのは、自分の体の状態を正しく理解すること。そのうえで、吐き気や激しい喉の渇き、倦怠感などの気になるサインがあれば、我慢せず医療機関にご相談ください。
よくあるご質問
- 五藤 良将さん
- 医師
ケトーシスとは、体内でケトン体が増え、脂肪を主なエネルギー源として利用している状態です。
糖質が少ない食事や断食、運動などにより自然に起こる生理的な状態です。
- 五藤 良将さん
- 医師
ケトアシドーシスは、ケトン体が異常に増加し、血液が酸性に傾く病的な状態です。
医療的な緊急対応が必要になることがあります。
- 五藤 良将さん
- 医師
通常の食事管理やサプリ摂取によるケトーシスは、体の自然な代謝状態であり、一般的には安全と考えられています。ただし、個人差や健康状態によって影響は異なります。
- 五藤 良将さん
- 医師
一般的に、健康な方が適切な量を摂取する範囲では、そのリスクは非常に低いと考えられています。
- 五藤 良将さん
- 医師
健康な人においては、食事による糖質制限が直接ケトアシドーシスを引き起こすことは一般的にはありません。ただし極端な制限や基礎疾患がある場合は注意が必要です。
この記事の監修者
- 五藤 良将さん
- 医療法人社団五良会 理事長 / 竹内内科小児科医院 院長
防衛医科大学校卒業。大学校病院、自衛隊中央病院、自衛隊横須賀病院などで自衛隊医官として勤務。その後、津田沼中央総合病院などを経て現職。中性脂肪や生活習慣病に関する研究・発信を行っている。
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ケトン体ラボ編集部
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ケトーシスとケトアシドーシスは「別物」です。「ケトン体が出ている=危険」と受け取られがちですが、診療の現場で本当に重要なのは『インスリンが効いているかどうか』です。糖質制限で起こる生理的なケトーシスは、インスリンが働いてケトン体の量が調整されているため、血液が危険な酸性に傾くことはありません。一方、ケトアシドーシスはインスリンが極端に不足し、その調整が効かなくなった病的な状態です。同じ「ケトン体陽性」でも意味は正反対になりますので、まずはこの違いを正しく押さえておきましょう。