What are Ketones?

ケトン体とは?

体を動かす、
もうひとつのエネルギー源

人間の体は、主に糖質をエネルギー源として利用します。
しかし、その糖質の供給が途絶えると
体内の脂肪が分解され、肝臓でケトン体を生成。
ケトン体を脳や筋肉などで
代替エネルギーとして利用
します。

Benefits of Ketones

ケトン体に期待できる機能

How to increase Ketones?

ケトン体ってどうやって作られる?

ケトン体とは、糖質が不足したときに、肝臓で​脂肪から​作られるエネルギー源です。そのため、意識的に糖質を控えることで、体内のケトン体は増えやすくなります。普段の食事でケトン体を増やすなら、糖質を極力控え、タンパク質は適量、脂質を多めに「ケトジェニックダイエット」が有効とされています。

糖質が十分にある状態

通常の糖質代謝の流れを示す図。食事で摂った糖質を胃や小腸で分解してブドウ糖ができ、エネルギーが発生して脳や筋肉で利用される

糖質が少ない状態

ケトン体代謝の流れを示す図。体脂肪を分解し、肝臓でケトン体が生成され、エネルギーが発生して脳や筋肉で利用される

ケトン体が生成されるメカニズム

通常、人間の体は、主なエネルギー源として糖質を利用していますが、その糖質が枯渇すると、代わりに脂質を利用し始めます。脂肪が脂肪酸に分解され、肝臓でその脂肪酸がβ酸化され、その際に「アセト酢酸」「D-β-ヒドロキシ酪酸(D-BHB)」「アセトン」という3種類の物質が生成されます。これらの総称が「ケトン体」です。

ケトーシスとケトアシドーシスは別もの

ケトーシス

糖質が枯渇した時に、脂肪を分解して生成されるケトン体をエネルギー源として利用する、正常なエネルギー代謝の状態

ケトアシドーシス

糖質の血中濃度を一定に保つインスリンが不足することで脂肪が急激に分解され、ケトン体の過剰な増加を招いて血液が酸性に傾いた状態

※血液が酸性に傾くことで、めまいや倦怠感などの体調不良が生じることがあります。

ケトン臭とは?

体内のケトン体が増えると、アセトンなどの影響により、息や汗に特有のにおい(いわゆるケトン臭)を感じる場合があります。
こうした場合は、極端な糖質制限を避けて適度に糖質を取り入れることや、水分を十分に補給することが大切です。
さらに、適度な運動により汗をかくなど、日常生活の中での工夫も対策のひとつとされています。

Is Carb-Cutting Essential?

糖質制限なしでケトン体を外から摂取できる?

人間の主なエネルギー源は糖質ですが、不足すると脂肪が分解され、ケトン体が生成されます。ケトン体は体内で作られるほか、
サプリメントやドリンクから補給することも可能で、こうした外からの摂取は「外因性ケトン体」と呼ばれます。
これらを活用することで、厳しい糖質制限を行わなくてもケトン体の働きを取り入れやすくなります。

ケトン体が発生する仕組み

ケトン体は、体内で​生成する​方​法と、​体外から​摂取する​方​法の​2種類​あります。​

  • 体内で生成する方法:
    糖質制限やファスティングなど
  • 体外から摂取する方法:
    ケトン体を含むサプリメントなど
ケトン体を得る2つの方法と体脂肪分解サイクルの関係を示す図。糖質制限やファスティングで体内でケトン体を生成する方法と、体外からケトン体を摂取する方法があり、どちらも体脂肪分解サイクル(ケトーシス状態)につながり、体脂肪分解、血中ケトン体濃度の上昇、肝臓でのケトン体産生を経てエネルギーとして活用される
  • 糖質が​制限されている​間、​体脂肪の​分解から​ケトン体の​産生までの​流れが​繰り返し続く​ことを​示した​イメージ図です。

外からのケトン体摂取で、
素早く体脂肪分解サイクルへ!

Q&A

ケトン体に関する
よくあるギモン

エネルギーである糖質が不足した際に、脳や筋肉を動かすためのエネルギーとして利用されます。

研究が進められている活用シーン

  • ダイエット
  • スポーツ・運動
  • 集中したい場面
  • 睡眠

ケトン体は、糖質が少ない状態になると体内で増えます。

代表的な方法

  • 糖質制限(ケトジェニックダイエット)
  • 断食・ファスティング
  • 長時間の運動
  • 外因性ケトン体(サプリメント等)を摂取する

注意点

  • ケトン体は体内で自然に作られるエネルギー源です。
  • 健康な方が適切な範囲で取り入れる場合、重篤な有害事象の報告は多くありませんが、消化器症状や開始初期の倦怠感などが起こることがあります。
  • 糖尿病で治療中の方、特にSGLT2阻害薬を使用中の方は、糖質制限や絶食がケトアシドーシスの誘因となることがあります。自己判断では行わず、必ず主治医にご相談ください。

目的やライフスタイルに合わせて摂取するのがおすすめです。

おすすめのタイミング

  • お腹が空いたときや、食事の合間に
  • 運動をする方は運動前
  • 夜に摂取する習慣を取り入れたい方はお休み前に

健康な方が適切な範囲で取り入れる場合、重篤な有害事象の報告は多くありません。
ただし、ケトン体サプリでは下痢や胃部不快感などの消化器症状が、糖質制限の開始初期には倦怠感・頭痛・便秘などが報告されることがあります。体調に変化があれば中止し、医師にご相談ください。


次に当てはまる方は、自己判断で取り入れず、必ず主治医にご相談ください。

  • 糖尿病で治療中の方(特にSGLT2阻害薬を使用中の方、1型糖尿病の方)
  • 肝臓、腎臓、膵臓に病気のある方
  • 妊娠中、授乳中の方
  • 成長期のお子さま
  • 脂肪酸代謝異常症などの先天性代謝疾患のある方

MCTオイルはケトン体の材料、ケトン体は実際に利用されるエネルギー源です。

  • MCTオイル:肝臓で代謝され、ケトン体の生成に利用されます。
  • ケトン体:体内やサプリメントから直接取り入れられ、エネルギー源として利用されます。

このページの監修者

五藤 良将さん
医療法人社団五良会 理事長 / 竹内内科小児科医院 院長

防衛医科大学校卒業。大学校病院、自衛隊中央病院、自衛隊横須賀病院などで自衛隊医官として勤務。その後、津田沼中央総合病院などを経て現職。中性脂肪や生活習慣病に関する研究・発信を行っている。

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